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【9/23開催決定】「沖縄戦体験者の子・孫世代の語り合いの場」

2026年5月23日(土)に、沖縄大学土曜教養講座「『沖縄戦トラウマ』の理解と『語り合い』の可能性」を開催させていただきました。
あれから、4ヵ月。私自身の中での迷いもありましたが、それでも今、「語り合いの場」をひらくことにしました。会を運営していただける仲間と共に。
沖縄戦から80年余りが経ち、直接体験を語ることのできる世代は少なくなりつつあります。その一方で、戦争が家族に残した傷や、語られなかった記憶、沈黙のなかに置かれてきた思いは、子や孫の世代にもさまざまな形で受け継がれてきました。こうした問題を、ここでは「沖縄戦トラウマ」という視点から捉えています。沖縄戦から受けた”傷”や”痛み”は、体験者世代にとどまらない、ということです。
子・孫世代の方々からは、「自分の家族の答え合わせがしたい」という声が寄せられています。戦争の影響がうっすらとただよう、けれど何がそうさせているのかははっきりとは分からない――そんな家族のなかで育ってきた人にとって、それは自分の家族だけのことなのか、沖縄には他にも似たような家族があるのかを知りたいという思いは、とても切実なものです。
この問いは、個人的な確認にとどまらず、沖縄戦トラウマの世代を越えた広がりとその社会的文脈を捉えるうえでも重要です。
この場では、親や祖父母の体験そのものだけでなく、家庭のなかで感じてきた戸惑いや距離感、言葉にならなかった思いにも目を向けながら、子・孫世代が安心できるかたちで語り合える時間をつくっていきます。語ること、聴くこと、ただその場にいることを通して、家族のなかに残されてきた記憶が少しずつ言葉になり、新たな意味を持っていくことを大切にしたいと考えています。
沖縄に根づく「ゆんたく」のような語り合いの文化を手がかりにしながら、この取り組みでは、記憶が対話を通して受け継がれていくプロセス――「記憶の対話的継承」――を、実践と研究の両面から丁寧に見つめていきます。
過去を知るためだけでなく、今を生きる私たちが沖縄戦の記憶とどう向き合い、次の世代へどうつないでいくのかを、ともに考えていきたいと思います。
【プロジェクト共同代表】吉川 麻衣子(「ちむぐリサの語り合い」サイト管理者)
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