ちむぐりさの語り合い
沈黙を言葉に、記憶を未来に。
ちむぐりさの語り合い
沈黙を言葉に、記憶を未来に。
Message
「ちむぐりさの語り合い」は、
沖縄戦を生きぬいた人びとが、数十年の沈黙の奥から言葉を紡ぎ出し、
ともに語り合い続けてきた記録です。
それは、単なる過去の記録ではありません。
時を経て、場と仲間を得て、初めて言葉になった
人びとの想いの記録です。
2005年から今に続く「語り合いの場」の対話をもとに、このサイトは生まれました。
戦争の記憶が、語ることと聴くことを通して、
“いまを生きる私たち”の心と静かに交わり、未来へと受け継がれていく――
その絶え間ない変容の過程を伝えようとする試みです。
「ちむぐりさ」
それは、沖縄の言葉で「誰かの心の痛みを、
自分の悲しみとして胸に抱く」ときに生まれる、深い共感・共鳴を意味します。
声にならなかった想い、数十年の沈黙の中にあった記憶が、「語り」として産声をあげる。
そのひとつひとつに耳を澄ませることは、他者の悲しみに寄り添い、命の重みと向き合い、ともに生きていく力を育むプロセスなのです。
「二度と、私たちと同じ体験も、同じ想いも、誰にもさせたくない」
語り手たちの心に静かに、かつ確かに流れるこの願いを、私たちはどう受け取ればよいのか。
このサイトの名前は、2025年現在も対話を続けている4名の語りびとたち自身によって名づけられました。
皆さんとともに、この問いの先にある未来を考えていければと思います。
「ちむぐりさの語り合い」構成・ファシリテーター 吉川 麻衣子